
スポーツと腰痛
学生の時にスポーツをしていた女性が、腰痛に悩まされているという話は耳にする事があります。
腰痛は、日常生活で同じ体制で長時間過ごしたり、スポーツ活動の期間が長ければ長いほど、骨盤をゆがめるような力が加わってしまうことで起こりやすくなります。
女性は、女性ホルモンの関係で月経周期に関連して腰痛が起こりやすいとも言われているんです。
ダイビング器材の重さ
ダイビングをすると腰痛になりやすいと聞いた事がある方もいるかもしれません。
その原因の大部分は、器材の重さ。
それぞれの重さを調べてみると、
・重器材(BCD・レギュレーター等):2〜7kg
・軽器材(マスク・フィン・ブーツ等):2〜5kg
・スーツ(ウエットスーツ):500g〜2kg
・スーツ(ドライスーツ):1〜3kg
・タンク(スチールorアルミ):15〜17kg
そして、ここにプラスしてウエイト(重り)をつける必要があるのです。
単純計算しても、少なくとも20kg以上の器材を身につける事になるのです。
ですが、水中に入ってしまうと1kg程度しか重みを感じない上に、無重力感を感じられるため、重さどころか浮遊感を楽しめます。
水中で自由に動ける様になるために、ある程度の重みが必要という事になるんですね。
腰の負担を軽くする方法はある?
まずは、通常は腰につけるウエイト(重り)を、ベルトタイプからBC・BCD(ウエットスーツの上に着るベストの様なもの)のポケットにウエイトをつけるタイプに変えてみる。
これは、ウエイトをつける位置を変える事で、腰への負担を軽くする方法です。
もう一つはボートダイビングをおこなう事。
ビーチダイビングだと海に入るまでの間、器材を背負って移動しなければいけません。
けれど、ボートダイビングの場合、ポイントまでボートで移動できるのでその分負担が軽減すというわけなのです。
但し、ボートダイビングをおこなうには中級のダイビングライセンスが必要な場合もありますのでご注意ください。
腰痛になったらどうすればいい?
ダイビングの翌日、腰痛が出てしまった場合の対処法は、通常の腰痛の対処法で問題ありません。
・深く腰掛けて背中をまっすぐにする
・太腿の裏側が圧迫されないように注意する
・足元は比較的広く、開きやすい状態にしておく
・股関節を無理のない程度に伸ばす
などが効果的と言われています。
全ての行動をゆっくりとした動きで行う様に、必要以上に安静にしすぎても、次に動く時に負担が大きく出ることもあるので気をつけてくださいね。
予防策として、日頃からストレッチをし、腹筋と背筋をバランスよく鍛えると効果的です。
ダイビングだけでなく、腰痛になってしまう原因はたくさんあります。
気をつけていたのになってしまった!という方も、世の中にはたくさんいらっしゃいます。
まだそんな年齢じゃない!って思っていても、年齢は関係なかったりもします。
上手に付き合っていくのも大事なことですので、対処法は頭に入れておいても損はありません。
健康に過ごすため、腰痛予防のため、ダイエットのため
日頃からストレッチをしておくことをお勧めします。