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オンナノコのためのダイビング。

ダイビングと薬の使用

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ダイビングと薬の使用

薬を飲んでダイビングはできる?

ダイビングに行くのに「今日行こう!」と思い立って、即日に行動に移すのは難しいですよね。

旅行もそうですが、数週間もしくは数ヶ月かけて予定を組み、スケジュールを立てて行動することの方が多いと思います。

楽しみにしていたダイビング当日に、急に頭痛がしたり風邪をひいたり…

女性であれば生理になってしまうこともあります。

日常や旅行であれば、思いがけない痛みに薬を飲むのは普通のことです。

ですが、ダイビングは陸上ではなく、水中で行うマリンスポーツ。

陸上とは異なり、薬を使用するにあたっての注意点があるのです。

注意点をしっかり頭に入れておくことも大事なことなのです。

風邪をひいてしまったら

せっかく海まで来たのに当日風邪気味になってしまった。

高熱が出ているわけではないし、普通に動ける状態。

そんな時に多いのが、風邪気味である事を隠してダイビングに参加してしまう事。

これは、絶対にしてはいけません。

そんな時は、インストラクターに正直に現状を伝えて、ダイビングができる状態なのかを確認することが大事です。

熱は出ていない場合でも、「喉、鼻、耳」への影響がある風邪の症状がダイビングの妨げになってしまうからなのです。

「喉、鼻、耳」への影響がある場合の多くが、ダイビングの際に「耳抜きができない」状態になることがあるんです。

耳抜きができないと、耳の奥で「キーン」音が鳴り始め、放置すると鼓膜が破れたり中耳炎になったりする可能性が出てしまうのです。

黙って薬を飲むのはNG

薬を飲むとまた別の問題も生じてしまいます。

市販の風邪薬は眠くなる成分が含まれている場合が多く、途中で眠くなったり、薬の効果で急に熱が上がったり、痛みが出たりすることもあります。

それではダイビングどころではなくなってしまいますよね。

この場合、自分だけではなく一緒に潜っている仲間にも影響を及ぼしてしまいます。

そんなことを防ぐためにも、インストラクターへの相談はしておくべきです。

生理痛がひどい

風邪と同様に、生理も当日になることがありますよね。

生理痛は個人差がありますので、薬を飲まないと痛みで潜れない状況ならば、その時点で断念してください。

市販の鎮痛剤では様々な成分が入っているので、その中にはダイビングに適さない成分もあります。

鎮痛剤にはよくCMなどでも耳にする「アセトアミノフェン」という成分が入っています。

アセトアミノフェン自体には問題がありませんが、効果をより高めるために「ブロムワレリル尿素」という成分が入っている場合があります。

このように成分を配合した「配合薬」を使用するのがダイビング では危険と言われているのです。

出てしまう症状は、眠くなったり、倦怠感が出たり、窒素酔いが発症しやすくなってしまう事。

薬を飲んでおきたい、飲まないとちょっと…という方は、事前に医師に相談し、処方された薬を持参しておくと良いでしょう。

頭痛がひどい

頭痛の時に使用するお薬は鎮痛剤ですので、生理痛同様に「配合薬」を避け「医師の処方した鎮痛剤」を使用すると良いでしょう。

ただ、飲む時間を誤ると、潜っている途中に痛みが出て来るなんてこともありますので十分に注意してくださいね。

それとは別に違う原因でダイビング中に頭痛が起こるということもあります。

二酸化炭素の影響で起こる事が多いのですが、これはまた別の問題になりますので薬を飲むよりもインストラクターや医師に相談する方が適切と言えるでしょう。

ダイビングしても問題ない薬はあるの?

全てにおいて「問題ない」と言われる薬は存在しないでしょう。

ですが、症状や用途によって変化はありますが、様々な研究によって「使用可能」と判断されている薬も存在します。

例えば、風邪をひいた時、頭痛の時に処方されることのある「カロナール」。
これは使用可能か判断するのに悩むラインの鎮痛剤という研究結果が出ています。

鎮痛剤で有名な「ロキソニン」は処方はもちろん、市販剤としてもあります。
こちらは研究の結果、使用可能と判断されています。

酔い止めでは「ドラマミン」と呼ばれる第一世代の抗ヒスタミン薬が使用されることが多いです。
こちらは使用可能か判断するのに悩むライン。

このように、判断に悩むもの、許可がでているもの、使ってはいけないものがそれぞれ存在します。

 

その他にも花粉症の薬を服用したいという場合があります。

基本的には医師に相談、インストラクターに相談し、適切な判断を受けてからダイビング を楽しむと良いです。

旅行前に病院で相談して、用意しておくのも大事な準備の一つということですね。