
ダイビングに水着は必要?
ダイビングはウェットスーツを着用するスポーツです。
ウエットスーツさえ着用していれば良いんじゃないの?という意見も耳にしたことがあります。
けれど、水着を着用するのにはちゃんとした理由があるんです。
まずは衛生面。
初心者は特にレンタルのウエットスーツを使用することが多いです。
水洗い洗浄はきちんと行われますが、自分以外の人もたくさん使用する事を頭に入れ、マナーとして水着を着用することが義務となっています。
次に肌の保護。
夏であっても海水に長時間浸かっていれば体は冷えていきます。
水着を着用しているだけで寒さを感じにくく、防寒の役割をしてくれます。
ウエットスーツとの摩擦も防いでくれるので、肌の保護という点でも水着は必要です。
そして休憩。
水中では体力が消耗されるので、体力回復のために休憩を取ります。
休憩時にウエットスーツを着たまま過ごすのはとても窮屈で、体力を回復することにはなりませんよね。
季節によって体温調節が必要な場合もあり、脱いだり着たりすることもあります。
以上のことから、水着はウェットスーツの下に着用する必須アイテムといえるでしょう。
ダイビングに適した水着は?
ダイビングに適している水着は、シンプルなビキニやセパレートタイプです。
サーフブランドの水着はシンプルなデザインのものが多いので、ダイビングにはおすすめです。
ダイビングは水着の上にウエットスーツを着用するので、フリルや金具等の装飾はない方がベスト。
ウエットスーツは身体にフィットしたものを選ぶので、装飾が多いとゴワついたり引っかかったりしてしまいます。
その他では、ワンピースタイプもダイビングには不向きです。
理由は、トイレの時に不便だからです。
ダイビングは水の中で行うスポーツなので、水圧によってお腹周りも圧迫される事もあります。
それによってトイレが近くなる女性も多いので、急いでトイレに駆け込んで水着を全部脱ぐというのは時間がかかってしまいますよね。
しかも、ボートのトイレは狭い上に揺れるので通常より脱ぎづらいのは間違いありません。
様々な面から考えて、ダイビングに適している水着はシンプルなビキニやセパレートタイプが良いと言えるでしょう。
ちなみに、サーフ系ブランドの水着がお勧めの理由は、ウエットスーツの下に着る事を意識して作られているからです。
お勧めのサーフ系ブランドはある?
人気が高いブランドは、SEEA(シーア)、patagonia(パタゴニア)、Pualani(プアラニ)、ROXY(ロキシー)、Honey Girl(ハニーガール)、RIPCURL(リップカール)、RUSTY(ラスティ)などがあります。
基本的に「ズレない」「脱げない」「着心地の良い」スイムウエアを、可愛くおしゃれなデザインで提供しているので、個人の好みによって変わると言えます。
ダイビングだけでなく、ビーチやリゾートをおしゃれに楽しみたいという方にはサーフ系ブランドがお勧めですが、それなりのお値段になってしまうので、デザインをチェックした上でノンブランドの似たデザインを探すのも良いと思います。
体型カバーアイテムは何が良い?
肌の露出に抵抗がある人は、ビキニの上にラッシュガードを着用するのをお勧めします。
下にはレギンスを履く人もいらっしゃいます。
ラッシュガードとは、その名の通り「擦り傷や怪我から身を守る」ナイロン素材でできた薄手のシャツ。
初心者は特にウエットスーツの着脱が大変なので、ラッシュガードやレギンスなどのナイロン製品が滑りを促し、ウエットスーツの着脱が楽になります。
ウエットを脱ぐ時に、ビキニが脱げてしまう心配もありません。
日焼け防止にも寒さ対策にもなるので、女性のダイバーのラッシュガード着用率は上昇しています。
ダイビング後は、パレオを巻くと更なる体型カバーになりますよ。
ラッシュガードの種類と選び方
ラッシュガードの種類は「トップス」「レギンス」「サーフパンツ」の3つです。
「トップス」は、パーカーとTシャツの2種類のタイプがあります。
Tシャツタイプは頭からかぶるラッシュガードで、半袖・長袖ともに身体にフィットするタイプ。
パーカータイプは主にビーチで着用することが考えられているので、比較的ゆったりとしたシルエットになっています。
「レギンス」は、日常で着用するレギンスの種類と変わりません。
水着の上からの着用も、ウエットのインナーとして1枚での着用も可能です。
お尻から太ももにかけての体型カバーにも適しています。
「サーフパンツ」は、トップスのパーカータイプと同じで、ビーチで着用することが考えられているのでゆったりとしています。
ラッシュガードを選ぶポイントは、用途を考えると選びやすいです。
例えば、ウエットスーツの下に着るのであればフィット感のあるものが適していますし、ビーチでの日焼け防止であればゆったりしたパーカーとサーフパンの組み合わせでもOKです。
UVカット効果はラッシュガードの質によって変わります。
通常は3段階で表記されていて、UPF15~24(カット率85%)、UPF25~39(カット率90%)、UPF40~50+(カット率95%)があります。
焼けたくない人はUPF50+を選びましょう。
日焼け効果を重視する人は、ホワイト系は紫外線を反射してしまうので、ラッシュガードを着ていない部分が日焼けしてしまうので、ダークカラーをお勧めします。
今回は、ダイビング時に着用する水着やウエットスーツについて調査してみました。
ダイビングにはウエットスーツが必要で、ウエットスーツの下には衛生面や肌への影響も考え、水着を着用することが必須です。
水着やラッシュガードなどのインナーも重要なアイテムですので、しっかりチェックしてから選ぶのが大事です。